木櫛を使うと美髪になる。
そう言われる理由の一つに、併用する椿油の効果が挙げられます。
あらかじめ椿油を染み込ませておいた櫛で髪を梳かせば、櫛から滲み出る椿油で髪の毛の艶出しになるわけです。
…と、言う事は…椿油がちゃんと滲み出るようになるには『どれくらいの時間、油につければよいか』を調べれば、最適な木櫛の使い方がわかるのではないでしょうか。
そこで、単純簡単な実験を行ってみます。
①バラバラの時間毎に椿油につけた櫛を4パターン用意します。その後は、普段のお手入れ方法を想定し、それぞれ1日自然乾燥させます。
②乾燥させたら、至って普通のわら半紙で櫛に密着するように包みこみます。
③包んだまま1日放置後、紙にどれだけ椿油が滲み出たか目測します。
⬆櫛の形に沿って、主に「棟」と「歯先」の部分から滲み出ました!
⬆赤枠で囲まなくてもわかるくらいバシバシに滲みました!棟からも歯からもドバドバです。
結果、A〜D全てのパターンで椿油が滲み出ました。
(滲み出る量に0.☓☓☓☓ccの違いはあるかもしれないが)
つまり…
《椿油は“塗る”だけで、櫛は十分に吸収し放出する》
という事です。
殆どの櫛屋さんが“漬ける”事に言及せず“拭く/塗る”を推奨しているのに納得の結果でした。
ですから皆様はお手入れの際、「絶対に漬けなきゃ」と考える必要はありません。
『お手入れは椿油等を櫛に塗るだけ』でも良いのです(初漬けはこれに限らない)。
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